2015年3月10日火曜日

PS3の内蔵HDDの交換(換装)とリストア方法

内蔵HDDから大容量HDD(SSHD、SSD)への交換



PS3の内蔵HDDを自分で交換したい場合の換装方法を以下に掲載。

まずはPS3対応のHDD(SSHD,SSD)を購入する必要がある。対応のハードドライブは次のページで確認できる。

PS3用の換装HDD(SSHD,SSD)

交換手順として以下のとおりに進めていけば、HDD交換が可能となる。(内蔵ストレージ交換
  1. データのバックアップ
  2. ハードディスクの交換
  3. システムソフトウェアの再インストール
  4. バックアップしたデータの復元(リストア)
万が一部品が壊れているなどしていた場合、次のソニーのサイトで購入できる。(PS4,PS3,PSP)
以下、順番に見ていく。

1.データのバックアップ方法
1のデータバックアップには2通りの方法がある。新しいPS3を購入して、古いPS3にデータを移す方法は「データ転送ユーティリティ」が便利だ。ここでは、大容量のHDDを交換するという前提なので、もう一つの「バックアップユーティリティ」という方法を説明する。

バックアップユーティリティとは、記録メディア(HDD)やUSBメモリにデータをバックアップし、新しく交換したハードドライブに復元する方法を言う。(トロフィーのデータはバックアップできないので、Sony Entertainment Networkのアカウントを作成しサーバーに保存する。サインイン状態でトロフィーコレクションを選択、△ボタンで[サーバーと同期]を選択すればサーバーに保存される。詳細

USBメモリにデータを保存するときは、FAT32形式でフォーマットされている必要がある。
通常多くのUSBメモリはFAT32形式となっていると思われるが、不安な場合はFAT32形式のこちらの製品をお奨めする。USBメモリではなく外付けHDDに保存する場合もFAT32形式でフォーマットされている必要がある。(60GBのCECHA00モデルの場合はSDカードにも保存可能

コピー可能なデータは次のようなものがある。
・PS3規格ソフトウェアのセーブデータ(コピー禁止データも含む)
・PSP Remaster/PSP規格ソフトウェアのセーブデータ
・メモリーカード管理>仮想メモリーカード内のセーブデータ
・ゲームデータ管理のゲームデータ
・画像ファイル
・音楽ファイル(再生中はコピー不可)
・動画ファイル(著作権保護された者も含む)
・torne(PS3専用地上デジタルチューナーで録画したビデオ)
・nasneで録画したビデオ
・メッセージボックスのメッセージ
・テキストチャットルーム
・一緒に遊んだプレーヤー
・カスタムテーマ
・単語の登録編集の登録単語
・文字入力の学習履歴
上記のコピー可能なデータは、内蔵HDDを取り出した同じPS3に新しいハードドライブを換装する場合に当てはまり、別のPS3にデータを転送する場合は復元(リストア)出来ないデータが存在するので注意。(詳細:ユーティリティーごとのコピー可能なデータ一覧

これらデータをコピーする場合は、最新のシステムソフトウェアにアップデートしておく必要がある。
PS3が最新のOSになっているかどうかの確認方法は、設定→本体設定→本体情報で確認。
最新でない場合は設定→システムアップデート→インターネット経由でアップデートで更新する。

PS3を最新のシステムソフトウェアにしてから、上記各データの保存をする。
各データの保存方法は以下のページを参照⇒ホームメニューでの操作方法

各自必要なデータをコピー(バックアップ)したら、次はシステムソフトウェアのバックアップも行っておく。バックアップページは次のページで手順を踏んで行う。
パソコン経由でのアップデート

セーブデータや必要なデータ、またシステムソフトウェアのバックアップが完了したら、次は新しいHDDを換装する。

2.ハードディスク(ハードドライブ)の交換(換装)と3.システムソフトウェアの再インストール

具体的なハードディスクの交換方法は次のページへ。
PS3の40GBモデル(PS2非互換)「簡単!PS3のハードディスクを交換」方法
PS3 (60GBモデル) のハードディスクを交換しよう!!
CECH-2500Aモデル(動画、システムソフトウェアの再インストールの動画
CECH-4000Cモデル

上記のモデルに近いものを選んで換装と再インストールの参考にする。


4.バックアップしたデータの復元(リストア)

最後の手順としてリストアを行う。ここで注意点が存在する。データ移行前にtorneに接続しないこと。PS3に接続してトルネを起動してしまうと、データが正常に移行できなくなる。そのため、データ移行が完成するまで、torneには接続しない。

XMBから設定を選択し、「本体設定」⇒「バックアップユーティリティ」⇒「リストア」を選択。
セーブデータは、次の動画が参考になる。(セーブデータのリストア

必要なデータを移行できたら、いつも通りPS3を使用できるようになる。


関連ページ
機器認証解除方法
ハードディスク換装サービス(一部機種はサービス終了)
PS Vitaのデータをバックアップ/リストア(復元)する(PS3™)
PS4のデータバックアップと換装とリストア

補足
・データ転送ユーティリティは著作権保護された動画は転送できない。
・nasne(ナスネ)で録画したビデオは、ナスネ内蔵HDDもしくはそれに接続された外付けHDDに保存されるので、データ転送ユーティリティを行った新しいPS3でも視聴可能。