2015年3月9日月曜日

バックアップとSSHD(SSD)換装の方法(PS4)

セーブデータのバックアップと換装方法「完全保存版」


プレーステーション4(PS4)購入後しばらくして空きが足りなくなり、大容量のHDDやハイブリッド(もしくはSSD)に交換したい場合、必要なセーブデータのバックアップと換装手順を以下に掲載する。(以下順序通りに進める。)

なお、PS4の公式ではシリーズ(1000と20007000)ごとに区分けされて記述されていたけれども、中身を見たら全く同じ内容だった。なので、以下の通り進めてほぼ間違いない。
・1000はPS4初期世代、2000は第2世代、7000は3世代といったところ

交換前に必要なもの
・厚さ8mm以下のUSBメモリ(管理人が使用したUSB)
・交換用のHDD(SSHD,SSD)[サイズ2.5インチ(厚さ9.5mm)以下、160GB以上]
・ドライバー
・ログイン情報(アカウントメールとパスワード)
・PS4とつなぐUSBケーブルとコントローラー

セーブデータのバックアップ
以上の物をそろえたら、さっそくセーブデータのバックアップから始める。PS4を複数のユーザーが使用している場合、ユーザーごとにバックアップをする必要がある。

バックアップは、PlayStationPlusに加入している場合とそうでない場合がある。

PlaysStationPlusに加入している場合、オンラインストレージにセーブデータをアップロードする選択肢もある。この方法でのバックアップ手順は、
・「設定」より「アプリケーションセーブデータ管理」を選択し、
・「本体ストレージのセーブデータ」から「オンラインストレージにアップロードする」を選択
・アップロードするセーブデータを選択する

この方法でオンラインストレージに最新のセーブデータを手動でアップロードできる。
(進捗状況は「お知らせ」の「アップロード」で確認できる。)
この方法を選択した場合、ハードドライブを換装した後に、オンラインストレージからハードディスクへ戻すために、オンラインストレージのセーブデータをダウンロードする手順が必要になる。
詳細は→こちら


PSNプラスに加入していない場合は、USBメモリにセーブデータを保存することになる。上記とほぼ同じ手順で、以下のとおり。
・「設定」より「アプリケーションセーブデータ管理」を選択し、
・「本体ストレージのセーブデータ」から「USBストレージ機器にコピーする」を選択
・セーブデータを選んでコピーする

上記のバックアップを簡易バックアップと定義した場合、全体バックアップとしての、設定(セキュリティやネット接続など)やアプリも保存したい場合などは、「設定」→「システム」→「バックアップ」で全体を保存できる。この場合、換装後に、バックアップの復旧という手順で、何もないディスクをまっさら(工場出荷時の状態)にしてから、データを移すことになる。ただ、ネットを使用するゲームアプリの場合、別にインストールが発生したのでアプリが保存されたのかは謎でした。

システムソフトウェアの再インストール
ゲームソフトのセーブデータをバックアップしたら、次は、新しい換装用HDD(ハイブリッドやSSD含む)にPS4のシステムソフトウェアを組み込む必要があるので、最新のシステムソフトウェア(OS)をUSBメモリに保存する。

http://www.jp.playstation.com/ps4/update/index.html
リンク先の一番下の項目の「パソコン経由でのアップデート」のところで、アップデート(2つあううち下のボタンシステムソフトウェアを再インストール)タブをクリックする。

PCにUSBメモリを差し込んで、[PS4]のフォルダの中に[UPDATE]のフォルダーを作成する。
そして、2番目の手順のところにあるアップデートファイル(再インストール用)ダウンロードをクリックして、[UPDATE]フォルダの中に保存する。(「PS4UPDATE.PUP」というファイルができる。フォルダー作成時は全角ではなく半角で必ず記述すること。)

セーブデータとシステムソフトウェアをUSBメモリに保存したら、換装したHDD(SSDやハイブリッド)に、データを移すことになる。HDDの換装のやり方は、ページ最後に記述。


PS4のハードドライブ換装とシステムのインストール

PS4上部のつやのあるフタ(Pのロゴ)を外す
(ロゴ【P】を正面にして、平行に奥へ軽く押す)。

フタを取るとHDDが見える。デュアルショックボタンの記号が彫られたネジがあるので、それを取って、HDDを取り出す。

HDDはマウンターにはめ込んであるので、マウンター側面にある4つネジを開けて、新しく換装するハードドライブを入れて、ねじを閉めてマウンターにはめ込んだら、所定の場所へ戻し、最後にねじを閉める。(取り出すときの逆の流れ)

これで換装は終了し、新しいハードドライブ(SSHDやSSD、またはHDD)にOSのインストール作業に入る。

まずはPS4の電源を完全に切ってある状態で、ファイルを保存したUSBメモリとコントローラーをPS4に接続しておく。

接続してある状態から、電源ボタンを7秒以上押してPS4をセーフモードで起動する。(押した時にピッと音がしてもそのまま押し続けると再度ピッと音が鳴るので、そこでボタンから指を離す。)

画面に出てくるメニューのうち「PS4を初期化する(システムソフトウェアを再インストールする)」を選びUSBストレージ機器の接続案内がでるのでOKをクリックし、データの移行を始める。
(PS4の初期化で全てのユーザーのデータが削除されると表示されてもOKで先にすすむ。)

インストールが完了すると再起動が始まり、今度はコントローラ操作画面となるので、PSボタンを押してコントローラーで設定を行う。

設定項目は言語選択・ネット接続・PlayStationCamera設定・日付設定・省電力設定で、スキップできる項目もある。最後に仕様許諾契約に同意すればPS4が使えるようになる。

簡易バックアップの場合、セーブデータ移行の前に、各自が使っていたソフトを再ダウンロードする必要がある。Youtubeアプリやお気に入りのゲームソフトを再ダウンロード(ダウンロード販売の場合)し、PS4にインストールしてから次の手順でセーブデータを移行する。

・設定画面より「アプリケーションセーブデータ管理」を選択
・「USBストレージ機器のセーブデータ」を選択
・本体ストレージにコピーを選択
・コピーする必要のあるソフトを選択

(全体バックアップの場合は特に設定も必要ないのですが、お気に入りゲームアプリを起動したとき、ネット接続でプレイをする場合はダウンロードが必要と出て、7GBほどのダウンロードが行われた。)

これで本体ストレージへセーブデータが移行される。全てのセーブデータを移行すれば、今まで通りPS4を楽しめる。少々面倒なのは、youtubeなどその他のアプリはネットから再ダウンロードする必要がある。ゲームソフトも入れなおさないといけないので、ADSLやモバイルを使ってネットをしている方は、ソフトを再ダウンロードするのに時間がかかるということを忘れないようにしたい。


関連ページ
PS4対応のHDD(ハイブリッドSSHD・SSD)

補足:
・USBメモリは通常FAT32形式でフォーマットされていることが多いが、この形式以外での保存の場合セーブデータがちゃんと移行されるかはわからないので、FAT32形式でフォーマットしておくのが良い。上の管理人が使用したUSBはFAT32形式となっている。

・USBメモリはかならずUSB 3.0対応でなければならない。USB 2.0だと受け付けない。

・USBがなくても、HDDをUSB代わりに使える。この場合でも、HDDはFAT形式にフォーマットする必要がある。なお、HDDの場合、「NTFS」「FAT32」「exFAT」の選択肢になると考えられるが、この場合、容量が500GBくらいあると、FAT32がなく、exFATになり、この場合、exFATを選択すればよい。

・たとえば、ロジテックの「HDDケース」はUSB3.2 Gen1の規格で、USB 3.0の規格に対応しているので、USBメモリ代わりに使用できる。